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華
日本中の飲食店が右往左往するしかなかったこの一年。改めて色々な事を考えさせられた。 ただ、このハード設定の人生ゲーム、元々が丸腰の僕には不思議と怖くなかった。...
僕の人生ゲーム
七つの頃、近所のお兄ちゃんの家でそれを初めて知った。大きな二つ折りの厚紙を広げると、目につく大きなルーレット。自分の好きな色の車を選び、そこに小さな青いピンを刺す。これがこのゲーム...
釣りといたどり
カエルが泣き出した5月の夕暮れ。いつもなら厨房を飛び回る時間に、僕は川のせせらぎを聞いていた。 人類の危機的状況が生んだポッカリと空いた時間。...
見当山とエベレスト
令和2年に入り、ミュゼのシェフになって15年の節目と、次男坊の小学校入学を控え特別な想いがあった。...
空っぽのワインセラー
今から約20年前、修行中の少ない収入で頑張って大きいワインセラーを買った。実家の男臭くて狭い部屋に空っぽのセラーが聳え立った。人生で初めて本気で勉強したソムリエ試験の頃からの相棒だ...
二見浦 秘境のスイーツ
伊勢市駅前にあった噴水と二羽の白鳥の像。いつものように3兄弟で占拠した後、一番ホームから出る国鉄に乗り込む。二見浦のタミおばちゃん(民子さん)の家に泊まりに行くのは、出口家夏の終わ...
0.5ha美術館横のシャトーローリエ
まだトリコロールの色も意識していなかった二十歳の頃、師匠の薦めで初めてワインを買った。...
幻のブラックパール
ふとした時に見つけた春の足音。 我々日本人は他の季節にない喜びを春に感じる。 目覚める大地・小躍りする春告鳥(うぐいす)。...
積み木とあられ
8月で5歳になった次男坊。少々危なっかしい所やひょうきんな所は、自分の幼少期と重なって見える。「脱走して家に帰らないように!」と、あえて遠くの保育園を選んだと母やんから聞かされた。...








