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ジャイコとの6ヶ月

執筆者 | 6月 21, 2023 | コラム | コメント0件

賑やかな蝉時雨を豚舎で聞いた学生生活最後の夏。ワニやイルカのビーチボールではなく、愛くるしい彼らに股がり泥にまみれた日々。明野高校生産技術科の23年生が種付けから出産出荷まで愛情いっぱいに育てる豚との時間、命を学ぶ6ヶ月。生徒さんが生み出すブランド豚が「伊勢あかりのポーク」です。50頭ほどの中で生徒の村山さんが一匹の子豚に「ジャイコ」と名付けた。ストレスなくすくすく育つジャイコ達とは会話もできたという。愛情だけではなく、血統は県内では身体が大きくならないためほとんど見なくなった鹿児島の黒豚で有名なバークシャー種で、濃い肉の色とねっとりしたコクのある脂は猪に近い。最後の別れ、出荷の時は寂しくて2時間もおしゃべりした。ジャイコから学んだ「生き物の命」と「いただきます」の意味。

惚れ込んだ私が命のバトンを受け出来る事は、高校球児のような魂の直球ど真ん中の料理で、この素晴らしさを知っていただく事です。